吉本歯科医院で行なっている歯の神経治療において
マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使って治療を行なうことがあります。
どのように使うのかご紹介致します。
「もうすでに歯の神経は取っている歯なんですが、痛みが取れないんです」
「歯の神経治療をして、治療は終了したと言われたが、まだ痛みが続いているんです」
このようなご相談は大変多いです。
通常、奥歯の場合歯の神経の入口は
3つしかない、と教科書では教えられています。
しかし、実際に私が日々患者さんのお口の中を診せて頂き
根管治療(歯の神経治療)をしていく中では
歯の神経の入口は4つ、5つ目ある方が
いらっしゃいます。
歯の神経の入口が4つあるケースは
珍しいことではありません。
私が患者さんを診させて頂くだけでも
歯の神経の入口が3つなのは
10人のうち5人程度です。
残りの5人の方は、歯の神経の入口は4つ目、5つ目と見つかります。
歯の神経の入口が3つしかないと思って
3根管だけ治療したとします。
見つかっていない4つ目、5つ目の神経は
治療されずに放置されたままです。
痛みが取れるわけは、ありません。
歯の神経の入口は3つだと、思い込んでいたら
見えません。
4つ目があるかもしれない、と思っているから
4つ目を見つけることができます。
あると思うから、見つけることができるのです。
4つ目、5つ目の神経の入口を見つける時に
役に立つのが、マイクロスコープ(手術用顕微鏡)です。
肉眼では見えないものが、マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使うことによって
よく見えます。
痛みを取るという技術に関して考えてみましょう。
普通歯科医師術者から治療しようとする歯を見るとこんな感じです。肉眼で見た時にはこう見えます。
歯と1円玉を並べてみました。
こんな世界です。
例えば字が小さな本を読もうとした時、
字が見えないと読めませんよね。
ですから見えないのでどうしますか?
メガネを掛けますよね。
横に一円玉を置いてみました。
こんなサイズです。
コンタクトレンズを掛けますよね。
車の運転、見えてないと危険ですよね。
普段メガネをつけていらっしゃる方がメガネを外して車の運転、とても危険ですよね。
つまり見えている事に対してしか処置をすること行動を起こすことができません。
もちろん経験であったり、技術であったり、手先が器用であったり、すごく大事なことです。
しかしながら目が見えなくなってきたり、見えていたものが見えない
もしくは今まで見えてなかったものが見えるようになった時、それはまったく違う治療となるのです。
まず、お口の中をルーペでみると
こんな感じです。歯の表面がばい菌で溶けてドロドロになっている状態です。
決して珍しいケースではありません。
一部が黒くなって肉に埋もれているため黒い部分を削ると出血してきます。
そのため、先生の診断によってはこの時点で「抜歯」を宣告される場合も少なくありません。
この表面のドロドロした状態をまずはキレイに除去します。
まずここまでの処置が大変です。
レーザーを用いて止血しました。
レーザーがないと止血が困難です。
歯の周辺部分の赤くなっている歯茎から出血が起こるのですが、レーザー治療により
止血された状態で歯が良く見える状態になっています。
もちろん吉本歯科医院のこの炭酸ガスレーザーは保険では認められていません。
ここまでの処置ができるかどうかだけでも
抜歯か歯を抜かずにすむかの診断が大きく変わってきます。
具体的にお話しましょう。
歯科の治療においては何ミリの世界が治療にとって必要なのか?
吉本彰夫は1ミリ、いやもっと狭い0.1ミリの世界で治療を行っております。
注意深く入れないと細い針ですので折れてしまいます。
針が折れた時点でその歯は「抜歯」となります。
白い点だった穴を針で広げていくと
4本目の歯の神経の入口が見つかりました。
4本目の歯の神経の入口が見つけることができたため
4本目の歯の神経を消毒することができます。
そこにバイ菌がいるから
痛みを感じるのです。
消毒し、菌を殺せば
痛みは消えました。
こういうことが吉本歯科医院では
当たり前に行なわれています。
マイクロスコープという手術用顕微鏡を使えばどうなるんでしょうか?
もし将来もっといい顕微鏡が出てきたら、おそらくもっと今では見えていないものが見えてくるようになるかもしれません。
吉本歯科医院にはそういう設備がすでにあります。
マイクロスコープにもピンからキリまであります。
吉本歯科医院には、脳神経外科や眼科手術でおなじみの
ドイツのカール・ツァイス(Carl Zeiss )社製手術用顕微鏡が設置されています。
そしてわたくしどもは常にそういうよく見える世界で治療を行っております。
これが、私達の「あたりまえの基準」です。
このような方はまずはご相談下さい
- 「神経を抜かないといけない」と診断された方
- 歯をもう大きく削りたくない方
- 何度も同じところが虫歯になる方
- 「歯を抜かないといけない」と診断された方
- 神経治療をしたのに痛みが何日もおさまらない方
- 歯科治療の後、口の中に違和感が残る方
歯の神経に関するご相談で、
具体的にどのようなお悩みでお越しになるかご紹介します。
☑歯医者さんで歯の神経を抜くと言われたが、絶対に抜きたくない。どうにか抜かずに治療できないか?
☑歯の神経を抜くと言われましたが、歯の神経を抜くとどうなりますか?
☑歯の神経を抜くか抜かないかは歯医者さんによって診断が違うのですか?
☑歯の神経を抜くことになったらどんな治療方法になるんですか?
☑虫歯を削ることで、歯の神経を取らなくてはいけないことはありますか?
☑口の中が虫歯だらけなのですが、歯の神経があるかどうかもわかりません。診てもらえますか?
☑歯の神経を抜いてはいけないと聞いたことがあるのですが、痛くても抜かないほうがいいのですか?
☑歯の神経はどうやって取るんですか?
☑歯の神経を取ったのに痛いと感じるのはなぜですか?
☑歯の神経を抜くメリットとデメリットを教えて下さい。
☑歯の神経、どうしても抜かないといけない場合はどんな状況ですか?
☑歯の神経が死んでいるかどうかはどうやって調べるのですか?
☑歯の神経を取る時は痛みがありますか?
☑歯の神経に膿がたまっていると診断されたのですが、抜かないといけないですか?
☑歯の神経が炎症を起こしているようなのです、抜かずに治療できますか?
上記のようなお悩みがある場合には、お気軽にお問い合わせ下さい。