歯を抜かずに残す治療なら香川県高松市の吉本歯科医院

■歯を抜かないといけないと診断された方へ

 

「歯を抜かないといけないと診断された」

「歯を抜かずに治療したい」

というご相談を頂きます。

これは「歯の神経を取らないといけない診断された」と同じく

診断の違いもありますので、こちらをご覧下さい。

 

歯を抜くか、抜かないか

歯を削るか、削らないか

などはすべて考えがその先生によって、その患者さんそれぞれによって、同じ患者さんでも違う歯によって考えが変わります。

専門が違うと診断も変わります。

ですのである先生のところに行かれて「歯の神経を取らないといけない」と診断されたんだ、ということでいらっしゃった場合でも、私の医院では歯の神経を残せたケースもあります。

そして、残念ながら私の医院でも歯の神経を取らなければいけないという診断になることももちろんあります。

イメージとしては、

例えばテレビドラマで「癌」になった患者さんがいるとします。

「癌」を外科的に切って除けようとされる先生がいます。

別の先生の所に行くと、「癌」は切って除けた方がいいかもしれない。

でも年齢的に体力的にそれは難しいかもしれない。

仮に切って除けられたとしても、残った臓器がその機能を充分に果たせないかもしれない。だから内科的にお薬で出来る範囲がんばって延命させましょうとおっしゃるかもしれません。

また別の先生は「癌」全部すべてを薬で除けることは出来ないので、極力薬でもって取らなければならない範囲を小さくして、それから外科的に除けましょうという先生もいらっしゃるかもしれません。

またある先生は外科的に除けたほうがいい。

でも非常に複雑な神経や血管の絡まった場所の脳みそなどの重要な場所におるので、それを触ることが最終的に命を縮めてしまうかもしれない。

なので難しいかもしれない。

しかしこのような難しい治療に長けた先生であれば出来るかもしれない。

そのように診ていただく先生の専門によって、普段治療されている内容によっておっしゃられる内容というのが変わってしまうのです。

その先生によって「歯の神経を抜くか抜かないか」また「歯を抜くか抜かないか」の基準は違う、ということなのです。

全国一律同じ、ということは、ない、ということを

まずは知って下さい。

歯を抜かないといけない基準かどうかというのは、吉本歯科医院の場合のお話しをします。

一つ目は残っている歯の根っこを乾かせるかどうかです。

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歯が弱っているかどうかではなく、歯の根っこを乾かせるかどうか、なのです。

乾いた紙をのりでくっ付けるとイメージしてください。

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簡単にくっつきますよね。

では次に濡れた紙同士をのりでくっ付けてみてください。

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はがれてしまいますよね。

というより、くっつきません。

これを歯の場合で考えて下さい。

乾いているもの同士は接着剤でくっ付けることができ、バイ菌が入ってこないような封鎖をすることが可能なのです。

濡れている場合には仮にくっ付いたとしても隙間が開いていればその隙間からバイ菌がどんどん入ってきてしまうのです。

例えば乾いた紙同士をのりでくっ付けて、強力なのりでくっ付けて剥がすとビリビリビリと紙が破れますよね。

これが封鎖されている状態です。

 

さあ、次にマジックテープです。

マジックテープはクラレの登録商標です。

 

みなさんも生活のいろいろなところでこのマジックテープが使われているのを

見ているはずです。

 

面ファスナーといいます。

 

面ファスナーの鍵と鍵穴のように引っ掛かってるだけです。

隙間が開いているんですね。

外れはしません、くっ付いています。

しかし隙間は開いています。

これは水を漏らしてしまいます。

歯の状態がこのマジックテープのようになっている場合には

どんなにいい被せ物を作ったとしても

バイ菌は入り放題です。

つまり被せ物が作れるか作れないかではなく、歯の根っこを乾かすことができてさらにきっちり封鎖することができるかどうか、これが判断の基準になるのです。

歯の根っこが折れている歯、歯に亀裂が入っている歯、この場合には被せ物は作れるかもしれません。が、しかし後何年持つことができるのでしょうか。

何年噛むのに機能することができるのでしょうか?

これはお口の中の状態によって変わります。

ここからは、

噛み合わせの力のバランスの話になります。

例えば大型トラックやトレーラー、タイヤが20本位あるとイメージしてみてください。

その内のタイヤが1本空気が抜けていたとしましょう。

恐らく無理な走り方さえしなければ、走れるのではないでしょうか。

しかしほとんどのタイヤが弱い状態にあったとしたならば、ほとんどのタイヤがパンクして外れてしまっていて、残っているタイヤが非常に少なくなっているとしたならば、どんなにそこに力がかからないようにしたとしても当たってきますよね。

持たないのです。

治療している以外の歯がしっかりしており、そこで力の負担ができるならば、たとえ弱い根っこの歯だとしてもそこに見た目状の歯を作ることによって、その時にものすごく機能しなければならないようにするのではなく、他の歯がほとんど機能できるように見た目状そこに置いておくという使い方であれば、出来るかもしれません。

しかしながら他に残っている歯の本数が非常に少なく、その弱った歯にも力の負担をさせなければならない。

その場合には短期間で壊れてしまいます。

そのように1本の歯の根の状態でもって抜くか抜かないかだけでは判断できない。

残っているお口の中の歯の支えている本数、みんなでどれほどのバランスが取れているのか、みんなで力を分け分けしているのかが重要なのです。

そのように歯そのものの問題。

そして全体とのバランスの問題。

それによって残すか残せないかというのが決まるのです。

それを診断基準としています。

また特に問題はないんだけれども歯を抜くことをお勧めすることがあります。

一つは「親知らず」、他の歯に対して悪い影響を及ぼすことが多いんですね。

悪い影響を及ぼしてから抜いてしまっても手遅れです。

ですから早いうちに除けられることをお勧めすることがあります。

もう一つ、「将来インプラント治療を考えていらっしゃる患者さんで、その隣の歯が死んでいる歯の場合」です。

インプラント治療というのは歯がなくなったところに新しくネジを植え込むことによって、柱を立てることによって噛む状況を増やすことはできます。

インプラントはどのくらい持つんですかというご質問をいただくことがあります。

そのインプラントの寿命を決める一つが隣の歯の状態なのです。

インプラントは大丈夫であったとしても、インプラントが折れなかったとしても、インプラントというのは周囲の骨でもって支えられています。

その骨が健全な状態であるというのが大前提です。

そして一度入れたインプラントは10年20年と使っていただきたいのです。

もしこれ隣に死んでいる歯があった場合はいつ折れてもおかしくないのです。

死んでいる歯は枯れ木と同じです。

突然折れたりしてきます。

そうすると一気に周りの骨を溶かします。

死んでいる歯なので痛いと感じないのです。

緊急性を感じないのです。

インプラントで噛めるから隣の歯が噛めなくとも日常生活に支障がないのです。

そして期間が経ってしまうと何が起こるのか。

周囲から骨がなくなっていくのです。

そしてインプラント周囲の骨まで溶かしてしまうことがあるのです。

インプラント自体には何も問題がないにも関わらず、隣の歯がダメになったことが原因でもってインプラント周囲の骨が勝手になくなる。

すごく残念です。

ですのでインプラント治療を考えていらっしゃる方ですぐ横の死んでいる歯の場合には、それは今のうちに除けられた方がいいかもしれない。

もしそれが将来ダメになった時にはどういう治療をしなければならないのか、どういう処置がすぐに必要なのかということをインプラント治療をする前にしっかりと考えて決めておいていただくということが重要なのです。

それらが抜くか抜かないかの吉本歯科医院での診断基準です。

歯の神経を抜かないといけないと診断された場合

歯を抜かないといけないと診断された場合

まずは、こちらをお読み頂き、どうぞご相談下さいね。

 

 

歯を抜かないといけないと言われた状況のどういう状況で歯を抜かないといけないか。

その実は原因というのがあります。

例えば「熱が出た」ということをイメージしてみてください。

その原因はなんでしょうか。

風邪があります。

インフルエンザがあります。

デング熱があります。

おたふく風邪があります。

いろんな原因の結果、今熱が出ているという症状を呈しているのであります。

「抜かないといけないという状況にある」というのも同じように原因がいくつもあり、またその症状も様々であります。

その状況により変わってまいります。

まず歯というのは何で支えられているかご存知でしょうか?

歯は歯茎で支えられていると思われている方、多いと思います。実際鏡で見ると歯の周りには歯茎が見えます。

しかしながら歯茎というのは肉です。

肉ですので押さえるとへこみます。

噛む力は一般に100~200kg、強い方だと寝ている時だと300kgという強い力でもって噛むというふうに言われています。

歯茎にはそのような力はありません。

実際には固い骨で覆われております。

ですからまずこの歯の周りにある固い骨、この骨があるかないか、どの程度その骨が残っているかどうか。

それが歯を残せるかどうかの基準の第一条件になります。

次に封鎖ができるかどうかという条件になります。

封鎖については歯の神経治療と同じ考えですのでこちらをご覧下さい。

歯の神経を取らずに治療する判断基準は封鎖できるかどうか

バイ菌からきている場合には、バイ菌を殺すということができれば歯を温存することができます。

 

虫歯から発生し、根っこに膿が溜まって周囲に骨が溶けている場合。

この場合にはきちんと根っこの処理をし、殺菌をすることができれば根っこ周囲の骨は自らの力で骨を治そう、つまり骨を作っていきます。

骨を作るということができます。

しかしながらこれが歯の根っこの周囲から入ってきた場合、そして根っこから歯の周囲まで貫通してしまっている場合。

この場合はいくら消毒をしても歯茎の周囲からバイ菌がどんどんどんどん追加で入ってきますから封鎖することができません。

この場合も抗菌剤は効きません。

後、根っこが割れている場合、割れてしまっている場合には、もうすでに噛む力に耐え得る本来の強度、歯の強度そのものがありません。

ですから殺菌して同じように見た目、歯のようなものを作れたとしても実際に噛む、食事をするという日常生活になった途端に、その力に耐え切れずに折れてしまうことがあります。

その場合にはどんなに消毒をしたとしても抜かないといけなくなる。

どんなに被せ物を自由診療でしたとしても、ご自身の歯の根っこ自体の強度がもう落ちてしまっている場合には残念ながら抜かないといけません。

封鎖ができるかどうか。

つまり乾かすことができるか、できないかということであります。

歯茎よりも上にご自身の健康な歯がある場合には、風をかければ簡単に乾かすことができます。

これが第一段階の残せるかどうかの基準です。

第二段階、歯茎の中に歯がなってきている場合、この場合は周りの歯茎と歯の位置、相対的な位置関係で決まります。

例えば歯周外科、歯周治療によって歯茎が引き締まり、相対的に歯茎を引き締めて歯を歯茎より上の状態にする。

もしくは骨の治療をすることによって、歯を歯茎の上にきれいな状態にできる。

この場合は封鎖をすることが可能になります。

しかしながら、一時的な封鎖ということになりますので、錆びる材質を選択されると当然ですが、その腐蝕から隙間ができ、簡単に破壊されます。

例えば船を造ると思ってください。

船を造るのに船の鉄板は錆びない材質。

でもその鉄板と鉄板をつなぎ合わせいるボルトであるとかネジであるとか、そういうものが実際に錆びる材質である。

その場合は簡単に壊れるということが想像できますよね。

口の中とは常に水分で満たされています。

錆びる材質は簡単にその隙間が破壊されてしまいます。

次にそもそもその歯がそういう状況になってしまった原因。

これが虫歯の菌ではなく、実は力というものによってなってきている場合があります。

例えばトラックやトレーラーをイメージしてみてください。

いっぱいタイヤが付いていますよね。

ですので重たい物や大きいものを運ぶことができるのです。

この荷物を普通の自家用車に載せてみたとイメージしてみてください。

もうタイヤがひしゃげてパンクしそうになりますよね。耐え切れないのです。

つまり物にはある程度の限界を超える力がかかると壊れてしまうということです。

そもそもこのような強い力がかかる場所、耐え切れない場所。

例えば奥歯を歯を失い、真ん中の歯で噛んでいた。入れ歯は気持ち悪いからと言って使っていなかった。

手前の歯で両方で噛むのではなく噛みやすい方、例えば右ばかりで噛んでいた。

両足だと1km2km歩けます。

片足だとどうでしょう。

片足ケンケン、100mでも厳しいのではないでしょうか。

簡単に破壊されます。

これはご自身の歯であっても、生きている健康な歯であっても割れるのです。

これを神経の治療をしようが、自由診療の硬い材質にしようが、もともとの歯という構造躯体そのものが破壊されるほどの強度の力がかかっていますから、どんな硬い材質でそこの部分を補ったとしても治療して補ったとしても、その接合部分は当然ですが耐え切れないのです。

この場合には、例えばタイヤを増やす。力を支えられる強度を増すような、そこに本来の受けるべき力、それ以上の力がかからない状況下。例えばインプラントであるとか、他のない部分の歯を補うであるとか、そういうことをしなければ何をしても壊れてしまいます。

ですのでこの場合にも抜かないといけないという診断になってしまうこともあります。

歯というのは親知らずを除いて28本あって普通なのです。

28本、上下それぞれ14本・14本で力というのを支えあっているのです。

これをたった10本の歯、たった8本の歯で支えようということ自体がそもそも無理があるのです。

この場合には保険診療だから自由診療だから、そういうことはあまり関係がありません。

何であったとしてもご自身の歯そのものがその力に耐え切れずに割れてしまう。

もしくは倒れてきてしまう。

前に倒れて出っ歯になってきてしまう。ということが起こってきているのです。

ですので、そういう原因を取り払わずにその歯だけを治すということはできないのです。

 

 

歯の神経に関するご相談で、

具体的にどのようなお悩みでお越しになるかご紹介します。

☑歯医者さんで歯の神経を抜くと言われたが、絶対に抜きたくない。どうにか抜かずに治療できないか?

☑歯の神経を抜くと言われましたが、歯の神経を抜くとどうなりますか?

☑歯の神経を抜くか抜かないかは歯医者さんによって診断が違うのですか?

☑歯の神経を抜くことになったらどんな治療方法になるんですか?

☑虫歯を削ることで、歯の神経を取らなくてはいけないことはありますか?

☑口の中が虫歯だらけなのですが、歯の神経があるかどうかもわかりません。診てもらえますか?

☑歯の神経を抜いてはいけないと聞いたことがあるのですが、痛くても抜かないほうがいいのですか?

☑歯の神経はどうやって取るんですか?

☑歯の神経を取ったのに痛いと感じるのはなぜですか?

☑歯の神経を抜くメリットとデメリットを教えて下さい。

☑歯の神経、どうしても抜かないといけない場合はどんな状況ですか?

☑歯の神経が死んでいるかどうかはどうやって調べるのですか?

☑歯の神経を取る時は痛みがありますか?

☑歯の神経に膿がたまっていると診断されたのですが、抜かないといけないですか?

☑歯の神経が炎症を起こしているようなのです、抜かずに治療できますか?

上記のようなお悩みがある場合には、お気軽にお問い合わせ下さい。